24:01 終末予報

僕の中の空白概念
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(自分を殺す・過去から来た女)



 僕が7日前にいた場所に
 花をそえた

 7日前の僕にバイバイ



 私が6日前にいた場所に
 花をそえた

 6日前の私にさようなら


 
 自分が5日前にいた場所に
 花をそえた

 5日前の自分にお別れ



 俺が4日前にいた場所に
 花をそえた

 4日前の俺にグッバイ



 我が3日前にいた場所に
 花をそえた

 3日前の我と縁が切れ



 ボクが2日前にいた場所に
 花をそえた

 2日前のボクにじゃぁね



 1日前のオレがいた場所に
 花をそえた

 1日前のオレにあばよ



 今日 ここに花をそえる



 明日の僕にバイバイ
 未来のの私にさようなら
 これからの自分にお別れ
 見知らぬ俺にグッバイ
 まだ見ぬ我と縁が切れ
 可能性のボクにじゃぁね
 永遠にオレとあばよ


 

 ここに居るのは誰


 僕でなく
 私でなく
 自分でなく
 俺でなく
 我でなく
 ボクでなく
 オレでなく



 ただ

 ただ

 
 僕だったものの
 私だったものの
 自分だったものの
 俺だったものの
 我だったものの
 ボクだったものの
 オレだったものの


 記憶だけが佇む



 赤い


 赤い



 これは何の記憶・・・・


表には出なかった裏の話を読む
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(禁止された世界の中で)アナザーストウリ


 免許の定義を述とは何ぞや


 免許とは一般的に禁止されている行為を
 法定の要件を備えた者に対して、
 その禁止を解除する行為。


 そう、基本にあるのが禁止。


 あれをしてはいけない
 これをしてはいけない


 それが、全ての元にある。


 左折禁止
 ~キロ制限
 俺は自由に走り出す事さえできず

 R18指定
 関係者以外立ち入り禁止
 入ってはいけません
 俺の目は常に隠されて

 
 禁止と命令に
 理不尽に縛られた獣
 なぜ、皆、大人しくしてられる?


 入った少年院では
 自慰さえ禁じられた
(少年院内での自慰は
 『陰部摩擦罪』に問われる)
   


 僕らは禁止されて生まれてきた。
 俺は産まれながらに檻の中にいた。


 

 開放したかった。
 全てから縛られた獣を。
 
 俺は、
 今日も体の中の獣をひくひくさせて
 一般常識、世間の目、
 義務の鎖を噛み千切れないでいる。


 開放したかった。
 人が獣へと変わる限定解除。



 すべてから開放される免罪符
 さぁ、俺にそれをよこせ




 
「被告には正しい判断をする能力が無い」


表には出なかった裏の話を読む
(禁止された世界の中で)



 免許の定義って知ってるかな?


 免許とは一般的に禁止されている行為を
 法定の要件を備えた者に対して、
 その禁止を解除する行為。


 そう、基本にあるのが禁止。


 あれをしてはいけない
 これをしてはいけない


 それが、全ての元にあるんだ。


 車だって限定解除っていうだろ。
 お酒だって二十歳から。


 僕らは禁止されて生まれてきた。
 そして、一つづつ開放してゆく。


 

 開放してあげたかった。
 全てから縛られた君を。
 
 君は、
 今日も行きたくない仕事から帰る途中
 一般常識、世間の目、
 義務を抱えて歩いてる。

 開放してあげたかった。
 人が最後に赦される限定解除。


 すべてから開放される免許を、
 貴方に発行しよう。


表には出なかった裏の話を読む
(表面張力)

 グラスを傾ければ水がこぼれ、
 世界の果てで、海は滝となる。
 俺は、
 自分の中の何かがこぼれぬよう
 真っ直ぐ、立っていた。

 外界からの圧力が、
 表面張力となり、
 俺の中の何かは、
 まだ、俺の中にで保たれていた。
 儚い、均衡。

 
 糸が切れる。
 俺の中から何かがこぼれていく。
 それは涙となって、
 取り止めも無く落ちてゆく。
 
 たった一滴
 一滴が俺のバランスを崩した


 君の流した涙

 俺は静かにそれを受け止めた。

表には出なかった裏の話を読む
(タイムカプセル・母への想い)


 穴を掘った
 
 月明かりの下
 君が静かに眠れるように。
 これは僕へのメッセージ
 君には僕に届けて欲しい事がある。
 だからお休み。その時まで
 

 
 穴を掘った

 星明かりの下
 君を優しく起こす為に。
 僕から俺へのメッセージ
 君には教えて欲しい事がある。
 だから起きて。この夜に


 
 俺は、
 土の中からその箱を取り出した
 土を払い、
 用意していたくぎ抜きを使う
 
 手紙を取り出した
 下手糞な文字でこう書かれていた


 大人になった僕へ

 僕は、お母さんに会えましたか?

 お母さんは元気にしていますか?
  
 これ、忘れ物です。渡しておいてください



 俺は手紙を折りたたんだ。

 大人になったらまた会えるよ。
 そう言って、どこかに行ってしまった母
 
 
 そうだ。俺は母を信じていたんだ。
 その言葉をずっと信じていたんだ。

 一緒に入っていた赤い髪留め
 母が大事にしていた髪留め

 
 何を今更と思った
 なんで早く会いに来てくれなかったと
 俺は貴方を追い返したんだ

 髪留めを握り締めた



 明日、会いに行こう。

  
表には出なかった裏の話を読む
(そういうものだとしても)


 自らの座ったイスを持ち上げて、
 空を飛ぼうとした男がいた。

 周りの人は皆、彼をバカにした。


 男は言った

 「何故、出来ないと分る?」

 人々は言った

 「やるまでもなく、
  出来ないと分っている」


 彼の物語はここで終わる。
 もちろん男は、
 生涯、空を飛ぶ事は無かった。

 奇跡なんて起こらない。







 その様子を陰で見ていた少年がいた。
 彼は自分の父親がバカにされているのを
 ずっと見ていたのである。
 彼は、そのことで苛めにあい
 家に閉じこもっている事が
 多くなったのである。


 彼の名前は、クロード・ロケット
 後に、”重力からの解放者”と
 呼ばれる人物である

表には出なかった裏の話を読む
(ポケットロケット)


 -ポケットロケット-

       トコ様に捧ぐ





 「こんな小さな夢じゃ
  私を宇宙に連れて行けない」


 私は小さなロケットを胸から取り出した。

 ポケットに入るくらいの
 鈍く銀色に輝くロケット。


 涙が機体を伝う


 この小さなロケットでは、
 空気との摩擦で燃え尽きてしまうだろう。


 夕焼けの空に
 多くのロケットが飛び立ってゆく
 空へと向かう流れ星
 幾筋もの光の穂


 ポケットロケット飛び立った
 夕日を受けて飛び立った


 私はロケットをポケットに
 しまい込もうとした。



 いつの間にか
 青年が夕日を背中に受けて立っている。

 たぶん、それは彼が言った言葉


 「本当に夢が燃え尽きてしまう事は無い
  君がその事を忘れない限り 

  君のポケットロケット
  可能性のポケットロケット     」



 私は胸のポケットに手を当てた


 熱い・・・・




 ポケットロケット飛び立った
 私のロケット飛び立った



表には出なかった裏の話を読む
(今日もどこかで雨が降る)


 関東地方では
  悲しみの雨が降るでしょう


 天気予報が
  明日の天気を告げている

 「最近、雨が多いね」

 「別れの季節だしな
   涙雨明け宣言はまだじゃないかな」

 「政策でどうにかならないの?
   別れるの禁止とか」

 「無茶だろ。それに
  涙の雨の後の虹は好きだろ?」

 「はぁ 世界に希望や夢や愛だけが
  存在していればいいのに」

 「そんな、ため息ばかりついてると
  スモッグ注意報まででるぞ」



 世界に人という存在が誕生してから
 大気の成分に変化がおきた。

 人は
 悲しみを
 喜びを
 憎しみを
 夢を
 愛を

 大気中に吐き出し続けたのだ


 想いは時間をかけ
 結晶化していった



 天気予報が終わり
 歌が流れる





  人が人である限り喜びは無限にある
  人が人である限り悲しみは無限にある

  人は考える事をやめない
  人は動くことをやめない

  だから世界は喜びで満ち溢れている
  だから世界は悲しみで満ち溢れている


  心が心である限り喜びは必ず訪れる
  心が心である限り悲しみは必ず訪れる

  心は思うことをやめない
  心は想うことをやめない

  だから世界は夢で満ち溢れている
  だから世界は愛で満ち溢れている
  

  だから世界はこんなにも色付いている

 
表には出なかった裏の話を読む
(鳴らぬ携帯 世界の終わり)



 彼は携帯の画面を
 ぼーっと見ていた
 画面の中で時が過ぎてゆく


 彼は携帯を軽く放り投げた
 ベッドに沈み込む銀の機種体


 クッションの上に座り込み
 本棚に手を伸ばす
 雑誌に手にとり2、3ページ
 そして床に置く

 
 立ち上がり携帯を拾い上げる
 変わらぬ画面

 返信は無い


 アドレス帳から
 名前が一つ消された


 窓に寄りかかる
 空は赤い

 
 窓から見える大通り
 かつては
 人で溢れかえっていたその場所
 寂寥だけが
 風に乗って過ぎ去ってゆく


 彼はもう一度携帯を取り出す
 開かれたアドレス帳
 残されたアドレスはあと一つ


 きっと彼からも返信はない
 携帯は以後使われないだろう




 この人の居なくなった世界で


 それでも彼らは
 電波が届かない場所で
 元気にしていると
 淡い期待


 そんな希望を抱きながら
 最後の一人に
 メールが送られることは無かった


 閉じられた携帯



表には出なかった裏の話を読む
(投げ出された物語 主人公からの手紙)


 「君は本を閉じるだけでいいんだ

  僕にとってはこの世界は現実だけど

  君にとっては只の物語

  否定する必要すらない

  只、その本を置けばいいんだ



  君は簡単に世界を創り出せる

  新しい命を与え

  壮大な目的を与える

  そして簡単に命が奪われ

  3ページ目で脈絡無く世界が終わる

  君は投げ出された物語に

  罪悪感を覚える事もないだろう




  この世界が終わってしまうまで

  僕はこの世界を疑わなかった

  自分の目的、夢を信じて

  自分の意思で生きていると思っていた



  しかし



  君は投げ出してしまった

  僕は気づいてしまった



  これは只の認識の違いで
 
  責められる事ではないのだろう

  君は只、筆を置いたに過ぎないから



  僕は空を見てしまった

  終わりの無い空白が永遠と続く

  空白は沢山あるのに

  僕は成長できないのだ




  この言葉は君に届かないだろう

  でも


  君の物語は続く事を祈って  」



表には出なかった裏の話を読む
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