24:01 終末予報

僕の中の空白概念
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#道しるべ

  人は何かを目指して歩く


  座り込んだら
  もう立てない

  最初から、何処に行くかなんて分かってなかった
  でも、処かに行けると思っていた

  道があれば道を歩けばいいだろう
  何か目標があればそれを目指せばいいだろう
  周りの花を見ながらのんびり歩くのもいいだろう
  途中で寄り道して疲れを癒すのもいいだろう


  でも何も見えない闇の中だったら?


  進んでいるのか
  戻っているのか
  上がっているのか
  下がっているのか
  ここは何処だか
  分からないときには
  どうしたらいい?


  不安は人の心を迷わす
  正しい思考を奪い去る
  心を覆う闇は
  ゆっくりと僕を侵食する

  
  もう戻れない
  もう立てない
  もう



  暗い闇の中で
  手にした光る石の破片に
  涙が一粒






  僕は誰
  
表には出なかった裏の話を読む
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#また歩き始める事が出来たなら


  移動する
  ただこれだけのことで人は多くのもの
  を得るものだ

  おはじきを指でAからBに移動させてみよう
  この場合の移動はただの移動で
  移動自体には意味が無い。
  Aの地点におはじきがある
  Bの地点におはじきがあるといった
  事の方が重要となる

  それに比べて人の移動はどうであろうか
  歩く場合もある
  乗り物に乗る場合もある

  どこか目的があって移動することもあるし
  景色を楽しんだり、いろんな店によったり
  時には移動することが目的のこともある

  友達とおしゃべりしたり
  悔しい思いをして家路についたり
  かわいらしい小物を扱う店を見つけたり
  
  新しい場所に転勤する
  そこに向かいながら不安や期待で
  いっぱいであろう

  恋人に逢いに行く
  どんな事を考えるだろうか

  

  だから


  こんな先の見えない道行きでも
  何処に向かうか分からない未来にも
  意味があるはずである
  何かが得られるはず



  事柄と事柄は必ず物語によって
  繋がれているのだから



  また歩き始める事が出来たなら
  その意味を考えて





  僕は誰
表には出なかった裏の話を読む
#夢に生きるのだとしても


  最近、
  夢と現実の境界が更に曖昧になってきている

  今日の夢の内容は覚えていないが
  目が覚めた後でもどこか現実感のない感覚が続く

  夢が現実味を増してきたのか
  現実が儚くなってきたのか

  夢は元々、現実感を持っている
  夢の中で何者かに追われていたとする
  たとえそれがどんなにおかしい状況であったとしても
  夢の中での僕は必死であろう

  ただそれが短時間であることと、
  現実からはあまりにかけ離れている為に
  夢との一言で片つけられてしまう

  夢と記憶は同等のものである
  いや夢は記憶から作りだされるもので
  本来は一緒のものである
  ただ、今みている世界では起こらなかった
  という点のみが違う

  僕の今はどうであろうか
  たぶん一般的な現実とは
  かけ離れているのではないだろうか?
  もしこれが夢で、目が覚めるなんてことがあれば
  この世界は夢の中の世界となってしまうかもしれない
  そういった理由で夢と現実が曖昧なのだろう


  だけど
  たとえここが夢の中だとしても
  この僕が夢の住人だとしても
  ここで生きている限り
  僕の現実はここにある


  どんなに現実離れしたものでも
  そこに生きている限り
  本気で生きていかなくてはならない






  僕は誰
#必要な物 大切なもの



   僕は自分の名前 記憶を無くしてしまった



   それらは必要なものであったのか?
   それらは大切なものであったのか?


   必要なものと大切なもの


   これらに違いはあるのか?

   僕は多分あると思う



   空気は生きていく上で必要なものである
   これは正しいだろう


   空気は生きていく上で大切なものである
   これも正しいだろう


   でも普段日常で空気が大切だと思っている人は
   どのくらいいるであろうか

   
   空気は あって当たり前なのである
   大切とかそういうレベルではない


   必要と大切の違いは 
   そのものが簡単に手に入るか
   否かで分けられるのではないか


   もし空気が貴重な環境では空気は大切なもの
   になるだろう


   大切といえるものには
   それが簡単には手に入らないという意味合いが
   含まれているのではないか


   簡単に手に入るものは大切にされない
   それが必要なものでも


   多分 僕の名前や記憶は
   必要なものではあったかもしれないが
   大切にはされていなかっただろう

   あることが当然であったから


   でも
   すべてを失った僕には それらの物が大切なものである
   たぶん それらを再び手に入れることは困難であるから






   僕は誰

#記録の言葉


  不安な世界ではあるけど
  やっぱりここに来た事を何処かに残したくて
  寄りかかっていた壁に鉛筆で書き込んだ



  僕は此処にいた



  それは記録と共に旅立ちの意思
  いつかまた誰かが此処に来たならば
  見知らぬ僕のことを想ってくれるかも知れない

  ここは僕の終着点ではなく通過点だから

  この優しく不安な世界をもう一度見渡して
  僕はこの廃墟からまた歩き出した






  僕は誰

#黒と闇



   暗い闇の中で目を瞑って


   闇とはなんであろう
   闇と黒はちがう
   闇と黒は対極に位置するもの

   闇は光が 無い 状態
   黒はすべての色が 集まった 状態

   集まりすぎて黒くなり

   光を失って闇となる


   対極にあるものだがとても似ている

   方法の違い?

   あるものの上からいろんな物を
   塗り被せて見えなくする黒

   周りから光を消して他のものと
   同化させ見えなくする闇


   
   僕の心は余計な色で溢れ
   黒く塗りつぶされてしまったのだろうか

   僕の心は光を失い
   大切な物といらない物が同化してしまったのだろうか





   僕は誰
#少女


  -少女-

  赤いリボン 
  ラッピングされた箱
  色とりどりのお菓子






  「起きたの?」

  僕の意識が戻ると同時に聞いた最初の言葉
  目に飛び込んできたのは鮮やかな色彩だった

  赤、黄色、青、黒、白、その他多くの色
  
  リボンをつけたくま。
  絵本に出てくるような兵隊の人形。
  人が入れそうな大きなラッピングされた箱。
  宝石のような飴やチョコレイト。
  
  それらが大量に、そして乱雑に散らかっている

  「あなたは外から来たの?」

  自分の意識を呼び寄せた対象に目を向けた。

  大きな椅子に座った一人の少女。
  
  赤い靴に、白いドレス、大きなリボン、黒いまつげ
  人形かと錯覚するほどの、整った顔立ち

  僕は質問に答えず聞いた

  「君は?」

  「私は、&%$’&#。 あなた外から来たのね、
   私を外の世界に連れて行って 」

  「君はこんなにも沢山のプレゼントに囲まれているのに
   それでも外に出たいの?」

  「ここには無いものばかりが外の世界にあるわ」

  「それが君にとっていいものかは分らないよ」

  「それでも刺激があるわ」

  「何故、君は一人でここを出て行こうとしないの?
   その足は飾りでないだろうに」

  「無理よ」

  「どうして?」

  「この世界から出たことないもの」

  「僕もこの世界から君を連れ出した事はないよ」

  「ナイトは姫を連れ出すものよ」

  「ナイト?僕じゃ ジョーカーがいいとこさ」

  「あなたは私に優しくないのね」

  「君にプレゼントをくれるナイトに、外に
   連れて行ってもらえばいい」

  「無理よ。彼らは私を綺麗に飾ることしか頭にないもの」

  「どちらにしても、僕は君のナイトにはなれないな」


  「何故?」

  
  「きっと僕は・・・




  
  いつもと変わらない闇がある
  色とりどりのプレゼントも人形のような少女も、もういない
  僕は再び闇の世界へと戻ってきた


  何故、彼女を見放したのだろうか
  彼女は真剣に外の世界へと出たがっていたのかもしれない
  プレゼントの数々は彼女を縛り付ける鎖だったのかもしれない


  「きっと僕は・・・


  言葉にならなかった想いを僕は胸の奥に飲み込んだ








  僕は誰



表には出なかった裏の話を読む
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