−ポケットロケット−
「 こんな小さな夢じゃ
私を宇宙に連れて行けない」
私は小さなロケットを胸から取り出した。
ポケットに入るくらいの
鈍く銀色に輝くロケット。
涙が機体を伝う
この小さなロケットでは、
空気との摩擦で燃え尽きてしまうだろう。
夕焼けの空に
多くのロケットが飛び立ってゆく
空へと向かう流れ星
幾筋もの光の穂
ポケットロケット飛び立った
夕日を受けて飛び立った
私はロケットをポケットに
しまい込もうとした。
いつの間にか
青年が夕日を背中に受けて立っている。
たぶん、それは彼が言った言葉
「 本当に夢が燃え尽きてしまう事は無い
君がその事を忘れない限り
君のポケットロケット
可能性のポケットロケット 」
私は胸のポケットに手を当てた
熱い・・・・
ポケットロケット飛び立った
私のロケット飛び立った
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